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ほうれい線とは?

ほうれい線とは?

ほうれい線は、左右小鼻から口角に向かって伸びたㇵの字型の溝のことをいいます。
一般的に「しわ」の一つとして認識されていることが多いですが、実際には頬と口を動かす筋肉との境界線のことを言い、鼻唇溝とも呼ばれます。
加齢によって目立ってくることが多いですが、骨格の影響で目立ちやすいという方も多くいます。   
例えば、頬がふっくらしたような顔立ち、頬骨が高い、歯並びの影響、顎の大きさなどが大きく関わってきます。   
このような骨格による影響が大きい場合には、若い頃から同世代の方に比べてほうれい線が目立っているケースが多いようです。
そこに加齢による「たるみ」が加わることでより目立ちやすくなってしまします。

 

ほうれい線が深くなる原因

皮膚の老化現象

皮膚の老化現象

皮膚表面の内側には「真皮(しんぴ)」という肌にハリ感や弾力を与える、いわば皮膚の本体ともいえる構造があります。
この真皮はコラーゲンが主成分であり、繊維状に縦横無尽に張り巡らされた構造により皮膚を内側から強力に支える役目をします。また、真皮にはエラスチンと呼ばれる繊維構造があり、コラーゲンを支えています。
そして、コラーゲンとエラスチンの間を満たしているのが大量の水分を保持するゲル状のヒアルロン酸です。こられらの成分は加齢や紫外線、乾燥などによって劣化してしまいます。内側からの支えや弾力が弱くなることで、頬のたるみが大きくなり、ほうれい線が目立つようになります。

重力による影響

頬は顔の中でも一番脂肪の多いパーツです。
日々直立して生活している私たちにとって、重力による下垂は避けられません。頬が重力下垂することでたるみが大きくなり、ほうれい線が目立つようになります。ほうれい線が堤防のように頬のお肉を支えることで深さが増していきます。特に頬の脂肪が厚い骨格の場合にはこの影響が大きく出てきます。

支えるゴムバンドの老化

顔には脂肪や筋肉を支えるための靭帯がいくつも存在します。
若い頃はこの靭帯は弾力も強くしっかりと顔を支えてくれますが、年齢とともにこの弾力は弱くなってしまいます。ちょうどゴムバンドが劣化して弱くなるようなイメージです。支えきれなくなった組織が落ちてたるむことで、ほうれい線が目立つようになります。

コラーゲンの断裂

ほうれい線は笑った時にくっきりと目立つシワです。通常、表情を戻すことでこのシワも元に戻るはずですが、定着して戻らなくなってきている場合にはかなり進行してきている証拠です。
このような場合、コラーゲン繊維がほうれい線の形に断裂してしまっており、表情に関わらずくっきりと線が残るようになってしまいます。ちょうど、折り紙を強く折った後に開いて伸ばしても線が残ってしまうのと同じことが皮膚でも起きています。
ファンデーションが線状に食い込むようなシワはこういった原因で起こります。

上記のような原因が重なることで年齢とともにほうれい線が深く・強く・長く進行してしまうのです。
ほうれい線は、放っておけば間違いなく「進行していくシワ」です。

 

ほうれい線の治療

ほうれい線の治療には、自宅で簡単にできるスキンケアから、手術のような大掛かりなものまで多岐にわたります。以下の表で、それぞれの治療について比較してみます。

おすすめ度 メリット デメリット
おすすめ度
グロースファクター治療
★★★★★
メリット
・自身のコラーゲンを増やす根本治療
・数年にわたり長期持続
・ダウンタイムがほぼない
・老化の予防にも最適
・通院の必要なし
デメリット
・注射による内出血リスク
・注射のわずかな痛み、腫れ
・直後の効果は弱い
おすすめ度
スキンケア
★☆☆☆☆
メリット
・自宅で行える
・商品にもよるが比較的安価
デメリット
・効果の実感が少ない
・地道な努力が必要
おすすめ度
高周波治療器(サーマクール、テノール)
HIFU(ウルセラ、ダブロ)
赤外線治療器(タイタン)
★★☆☆☆
メリット
・比較的治療効果が持続(3~6か月)
・針やメスを使わない
・導入クリニックが多い
・ダウンタイムが少ない
デメリット
・即効性に乏しい
・繰り返し治療が必要
・トータル費用が膨大
・熱傷のリスク
・施術の痛み+
おすすめ度
ヒアルロン酸
★★★☆☆
メリット
・治療直後から効果を実感
・ダウンタイムが少ない
・希望の部位のみ治療可能
・導入クリニックが多い
・溶解可能
デメリット
・注射による内出血リスク
・注射の痛み+
・塞栓や肉芽形成などのリスク
・施術者の技術が不可欠
・繰り返し治療が必要
おすすめ度
PRP治療
★★☆☆☆
メリット
・アレルギーのリスクが少ない(自身の血液成分のため)
・クマや肌質改善などの効果も
デメリット
・採血が必要
・注入の痛みが強い
・注射による内出血リスク
・赤み、腫れが強い
・深いシワには効果弱い
・繰り返し治療が必要
おすすめ度

★☆☆☆☆
メリット
・治療効果が高い
・長期持続
・大きなたるみにも有効
・皮膚表面の凹凸のリスク
・ダウンタイムが長い
・つっぱり感などの痛み+
・施術中の痛み+
デメリット
・顔面神経や耳下腺管損傷のリスク
※糸の種類にもよります。

ほうれい線治療は自宅でできるものから通院が必要なものまでたくさんの選択肢があります。
どれも一長一短ですが、大切なのはご自身が一番何を治療結果として求めるか、ということだと思います。
即効性が欲しい方もいれば痛みがない治療が良い方、費用をできるだけ抑えたい方、持続期間を最優先に考えたい方・・・
主な治療法について私個人の見解も含めてまとめます。

1.ヒアルロン酸治療・・・即効性◎ 費用△ 持続△

ヒアルロン酸治療のメリットはなんといってもその即効性でしょう。
治療直後から変化がはっきりと分かります。よって、大事な予定に合わせて若返りが可能です。直近の同窓会や旅行、大切なイベントに焦点を当てて治療を行うことができます。
ヒアルロン酸治療は、透明なゼリー状物質をほうれい線に直接注入することで凹んでいるシワを埋めていく作業ですので、入れた分だけ膨らませることが可能です。
また頬や靭帯上に的確に注入することによって頬全体のリフトアップも可能です。
ヒアルロン酸治療の欠点は、分解吸収されてなくなってしまうことです。この代謝速度には個人差もありますが、おそよ6カ月程度と思ってください。
例えば、1回の治療で1cc使用するとします。だいたい1ccの相場が6~10万円、半年に1回の追加治療を行うとなると、維持費は年間12~20万円にもなります。
また、注入方法や注入量によっては血管塞栓やしこりなど重篤なリスクを起こしうるのも欠点の一つです。
正しい知識をもって安全に治療をしてくれる医師が担当することがリスク回避のカギとなります。
クリニック選びから慎重に行うことが大切です。

2.近赤外線治、高周波治療・・・即効性△ 費用✕ 持続性△

機械治療のメリットはダウンタイム(日常生活への支障)がほぼないことでしょう。
直後からお化粧ができ、注射のように内出血のリスクもありませんので、周囲に気付かれることなく治療できます。
これらは、熱刺激を与えることによってコラーゲンを増やす治療です。熱によってダメージを与え、肌のハリを保つ真皮層のコラーゲン生成を促す治療です。
当院でのグロースファクター治療と”コラーゲンを増やす”という最終目的は同じです。
たるみ治療を行うクリニックには必ずといっていいほどこの類の治療器が置いてあるはずです。
熱が加わることで生じる炎症と浮腫によって治療直後も一時的な効果を実感することができます。が、その持続は短く、またコラーゲン生成を促す力も弱いため3~6か月に1回の繰り返し治療が必要という欠点があります。
治療機器にもよりますが、だいたい1回の治療で5~20万円、3ヵ月~半年に1回治療するとなると維持費は年間20~80万円にもなります。
また機械の治療であれば安全と思いがちですが、エステなどで安易に治療を受け、重篤な熱傷を負った例などもありますので、やはりクリニックでの治療がおすすめです。

3. ほうれい線エクササイズ、マッサージ・・・即効性✕ 費用◎ 持続性✕

自宅でできるものからエステサロンなど幅広い選択肢があります。
メリットは費用が抑えられることでしょう。また、痛みがないこと、通院の手間がないことも大きなメリットです。
こちらは舌運動や口回り~頬の運動により表情筋の衰えを改善しリフトアップ効果をもたらすものです。最近ではほうれい線専用のトレーニンググッズなどもあります。
筋肉の衰えはたるみの原因となり、ほうれい線が深くなる一因となります。かなり地道な作業にはなりますが、毎日継続すれば多少の効果はあるかもしれません。
しかし、一度たるんでしまった頬をリフトアップし、ほうれい線を浅くするまでの効果があるのかは疑問です。
いろいろ試してみたけれども効果を感じなかった、一時期良くなったけれども数日サボったら元に戻ってしまった、という声を多く耳にします。悪化したという声も・・・。
皮膚はとてもデリケートな臓器です。マッサージなどで皮膚を伸ばし過度な摩擦を与えることはそれだけで肌にとっては大きなストレスとなり、思いがけないたるみや色素沈着などの原因になってしまいます。
そして、顔も体と同様に靭帯によって組織が支えられています。靭帯はゴムチューブのようなものです。加齢や刺激により一度伸びてしまうと元には戻りません。
過度な運動や振動を与えるとどうでしょう?さらなる劣化の原因になってしまいます。恐ろしいですね・・・。
自己流ではせっかくの努力も逆効果になってしまいます。正しい知識を持って取り組むことが大切です。

ほうれい線が気になったとき、まずやってみようと思う治療が以上の3つかと思われます。これらは外科的手術などに比べてハードルが低く、比較的取り組みやすいものです。
どれも一長一短ではありますが、様々な治療を経験したうえで私が自信をもってお勧めするのがグロースファクター治療です。
安全であること、自然で長期持続が期待できるグロースファクター治療。ぜひこの機会にご検討ください。

 

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